『自己重要感』とは?

今回ご紹介するキーワードは『自己重要感』というものです。自己重要感とは、自分のことを「価値ある存在」だと思いたい、という私たち人間が根元的に持っている欲求です。

常に自分のことを他人から認めてもらいたい、自分の存在をわかってほしいと思う心です。

『自分は役に立っている』、『自分は必要とされている』と自己の存在意義を感じる感情のことです。自分の存在意義を感じるからこそ、仕事にやりがいを感じ、モチベーションが上がるものです。ですから、人をやる気にさせて上手に動かしたいならば、まずはその人の「自己重要感」をいかに刺激するか、これが大きなポイントとなってきます。

私たち人間の持つ感情のなかで強い欲求は、自己を価値ある存在と思いたいという感情なのです。

誰かに必要とされている、自分の存在価値が認められているということを感じさせてくれる普段の職場での何気ない雑談、あるいはお昼休みの楽しいコミュニケーションのなかで、わたしたちは知らず知らずのうちに自らの自己重要感を満たしているのです。そして同様にして仲間の自己重要感を満たしてあげているのです。

逆に、この自己重要感が満たされない環境だと、やがてその職場を離れていってしまいます。職場を離れないまでも、給料のために止むに止まれず残っていたとしても、モチベーションが低く生産性の低い人間となってしまいます。

人間は自己重要感を満たしてくれる場、満たすことのできる場を求めていくのです。

第3世代NLP~バックトラッキング

第3世代のNLPでも使われる用語をみていきましょう。『バックトラッキング』という言葉をお聞きになったことがあるでしょうか。ブログをしていらっしゃる方なら、バックトラックというのを存じてらっしゃるはずですから、想像がつくかもしれません。

バックトラッキングとは簡単に言ってしまうと、相手の言った言葉を繰り返すことです。日本語では「おうむ返し」とも。相手の言った言葉を繰り返すことで、「私はあなたの言葉を受け入れています」というメッセージを相手に伝えるテクニックです。

NLPにおけるバックトラッキングは主に以下の3種類に分類されます。

◆おうむ返しのように、相手の言葉をそのまま返す
◆ポイントを要約して言い返す
◆キーワードを使って言い返す

相手の言った言葉を繰り返すことで、相手の潜在意識に親密感を持たせて、『ミラーリング』や『ページング』同様に一体感を持たせます。相手の言葉をしっかりと受け止めているということを伝えるテクニックです。

ただし、相手の言葉を繰り返すことは相手の言ったことに対して「同意」することだけではありません。意見が違う場合にもバックトラッキングは有効なテクニックなのです。違う意見を持っている場合にも、まずはバックトラッキングをすることによって相手の意見を受け止めたことを伝えてから、自分の意見を言うとアサーティブな感じになります。

普段の会話でもうなずくだけでなく、相手の言葉の中からキーワードを抜き出して返事を返すとコミュニケーションがスムーズになると思います。このようにバックトラッキングは、ラポール形成には欠かせない重要なテクニックなのです。